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SNSは複数アカウントの使い分けが便利。作るときの注意点と続けるコツ

SNSは複数アカウントの使い分けが便利。作るときの注意点と続けるコツ

「趣味の話を思いきり投稿したいけど、会社の人に見られたくないな」

SNSを使っていると、こういう気持ちになることはありませんか。前回は友達申請を断るという話をしましたが、実はもうひとつ、根本的に楽になる方法があります。アカウントを分けてしまうという手です。

SNSは、いまや生活の一部になっています。総務省の情報通信白書によると、LINEの利用率は2024年で94.9%、60代でも91.1%に達しています。

これだけ生活に入り込んでいるからこそ、場面ごとに使い分けるという考え方が効いてきます。

目次

アカウントを分けられるSNS、分けられないSNS

まず前提の整理です。すべてのSNSで複数アカウントが持てるわけではありません。

  • Facebook:個人アカウントは1人につき1つが原則
  • LINE:1つの電話番号につき1アカウント
  • X(旧Twitter)やInstagram:複数のアカウントを作って切り替えられる

分けられるかどうかは、そのサービスの利用規約によります。必ず使っているSNSのルールを確認してからにしてくださいね。禁止されているサービスで無理に作ると、まとめて凍結される可能性もあります。

よくある3つの使い分けパターン

分けるとしたら、こんな形が使いやすいです。

仕事用アカウント

会社の人や取引先とつながるための、当たり障りのないアカウントです。仕事に関する話題や、業界の情報を中心にしておきます。

これがあると、「SNSやってないの?」と聞かれたときに困りません。無理に「やっていません」と言う必要もなく、こちらを伝えれば済みます。

プライベート・趣味用アカウント

本名を出さず、周りにも教えないアカウントです。好きなものを好きなだけ投稿できる場所ですね。

見る専用アカウント

投稿はせず、情報を集めるためだけに使います。地域の防災情報、ニュース、専門家の発信など。非公開設定にしておけば、他の人から見られる心配もほぼありません。

アカウントを分けると「見える景色」が変わります

これは実際にやってみると驚くところです。

同じX(旧Twitter)でも、アカウントを切り替えるだけで、タイムラインに流れてくる内容がガラッと変わります。野球のアカウントばかりフォローしたアカウントと、地域情報を集めるアカウント。同じアプリなのに、まったく別のSNSのように見えるんですね。

これは、自分が見ている情報がどれだけ偏っているかを体感できるということでもあります。フィルターバブルやエコーチェンバーの話を頭で理解するより、切り替えて見比べたほうが早いかもしれません。

ちなみに、情報通信白書の調査では、オンラインの情報について発信源を確認していると答えた人は、日本では19.1%と、他国と比べて低い結果でした。

情報の入り口を意識的に増やしておくことには、それなりの意味がありそうです。

アカウントを分けるときの、いちばんの落とし穴

複数アカウントで最も多いトラブルは、実はシンプルです。投稿先を間違えること。いわゆる「誤爆」ですね。

趣味用に書くつもりの内容を、仕事用アカウントに投稿してしまう。切り替えたつもりで、切り替わっていなかった。これがけっこう起きます。

対策は地味ですが効果的です。

  • アイコンと背景を、まったく違う色や絵柄にする
    パッと見て一瞬で区別できるようにしておきます
  • 投稿ボタンを押す前に、上部のアカウント名を見る癖をつける
    一拍おくだけで、かなり防げます
  • アプリを分ける
    ブラウザ版と アプリ版で使い分けると、混ざりにくくなります

「別アカウントだからバレない」わけでもありません

ここも正直にお伝えしておきます。分けても、つながってしまう経路はいくつかあります。

  • 電話番号やメールアドレスが同じ
    「知り合いかも」といったおすすめ表示に出てきてしまうことがあります
  • 連絡先の同期がオンになっている
    スマホの電話帳をもとに、知り合いに紹介されてしまう場合があります
  • プロフィール写真の使い回し
    同じ画像を使っていると、画像検索で結びつきます
  • 文体や投稿の時間帯
    意外と個性が出ます
  • 写真の背景や位置情報
    自宅や職場が推測できてしまうことがあります

対策としては、アカウントごとに別のメールアドレスを使う連絡先の同期をオフにするおすすめ表示の設定を見直すあたりが基本です。

そして大事なのが、匿名アカウントでも、権利を侵害する投稿をすれば手続きを経て特定され得るということ。分けたから何を書いてもいい、ではないという点は変わりません。

アカウントをたくさん作りすぎないほうが、うまくいきます

最後に、現実的なアドバイスをひとつ。

アカウントを増やすほど、管理する手間も増えます。パスワードの管理、二段階認証の設定、通知の確認。5つも6つも作ると、たいてい持て余します。

目安としては、多くても3つくらい。そして、パスワードは絶対に使い回さないこと。ひとつ漏れると全部つながってしまうので、ここだけは手を抜かないでくださいね。

よくある疑問

非公開アカウント(いわゆる鍵アカ)にすれば安心ですか?

だいぶ安全性は上がりますが、完全ではありません。フォロワーがスクリーンショットを撮れば、簡単に外に出ていきます。「見られる範囲が狭い」だけで、「絶対に漏れない」ではないと考えてください。

アカウントを分けるのは、なんだか後ろめたい気がします

まったく必要ありません。手帳と仕事のノートを分けるのと同じことです。場面によって話す内容を変えるのは、日常生活でもふつうにやっていることですよね。

さいごに

アカウントを分けるのは、隠しごとをするためではありません。それぞれの場所で、気持ちよく過ごすための工夫です。

仕事の顔とプライベートの顔を分けられると、SNSはぐっと使いやすくなります。まずはひとつ、見る専用のアカウントを作ってみるだけでも十分です。たったこれだけで、SNSとの距離感がだいぶ楽になりますよ。

SNSは複数アカウントの使い分けが便利。作るときの注意点と続けるコツ

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