SNSに名前や住所を書いたつもりはない。でも実は、プロフィール、投稿のクセ、設定のうっかりが重なって、気づかぬうちに多くの情報を外に出してしまっていることがあります。
「情報が漏れる」というと、ハッキングや不正アクセスを想像しがちですが、多くの場合は自分の手で少しずつ出し続けているのが実態です。
遠藤このチェックリストで、一度ご自分のSNS習慣を見直してみてください。
チェックリスト:いくつ当てはまりますか?
プロフィール編
生年月日をそのまま登録・公開している
誕生日は詐欺や不正ログインに使われやすい情報のひとつです。登録が必要な場合でも、公開範囲を「自分のみ」に設定しましょう。
出身校・勤務先・居住エリアを詳しく書いている
「〇〇市在住」「〇〇会社勤務」だけでも、他の情報と組み合わせれば個人を特定するヒントになります。
プロフィール写真に自分の顔がはっきり写っている
顔写真は最も強力な個人識別情報です。プロフィール情報はとくに多くの人が目にする情報なので、公開範囲の設定と合わせて考えましょう。
投稿習慣編
「今〇〇駅にいます」「〇〇で仕事中」など、リアルタイムの居場所を投稿している
どこにいるかをリアルタイムで発信することは、行動パターンを公開しているのと同じです。
帰省・旅行・外出の予定を事前に投稿している
「明日から3日間、実家に帰ります!」という投稿は、空き巣などに「今から家が空きます」と知らせているのと同じリスクがあります。旅行の投稿は帰ってからでも十分楽しめます。
毎日ほぼ同じ時間帯に投稿している
投稿の時間が規則的になると、生活リズムや行動パターンが第三者に読まれやすくなります。
食事・景色・外出先の写真を背景まで確認せずに投稿している
写真の中に映り込んだ看板・電柱・窓の外の建物が、場所の特定につながることがあります。投稿前に背景を一度確認する習慣をつけましょう。
設定・つながり編
スマートフォンのカメラアプリに位置情報のアクセスを許可したまま
スマートフォンの設定で、カメラアプリが位置情報にアクセスできる状態になっていると、写真に場所のデータが記録されます。一度「設定→アプリ→カメラ→位置情報」を確認してみましょう。
SNSのアカウントが「電話番号で検索できる」設定になっている
匿名であっても、電話番号からアカウントを検索できる設定になっている可能性があります。各SNSの設定画面から「アカウントの検索可能性」を確認しておきましょう。
知らない人のフォロー・友達申請をよく確認せずに承認している
承認した相手には、鍵アカウントの投稿も含めて見られてしまいます。申請の相手が本当に信頼できる人かどうか、一度立ち止まって確認しましょう。
複数のSNSに同じアイコン・同じニックネームを使っている
趣味用、プライベート用と分けているつもりでも、同じ画像や名前を使っていると、アカウント同士が紐づけられて同一人物と特定されることがあります。
何個当てはまりましたか?
- 0〜2個: よく気をつけられています。この記事で改めて設定を確認してみましょう。
- 3〜5個: 少し意識を変えるだけで大きく改善できます。できるものから一つずつ見直してみてください。
- 6個以上: 今すぐプロフィールと設定を見直すことをおすすめします。難しいことは何もありません。
「知らなかった」から「知っている」へ
情報が漏れるのは、悪意があるからではなく、知らないうちに少しずつ出し続けているからがほとんどです。
このチェックリストに当てはまるものがあっても、自分を責める必要はありません。知った今から、一つずつ見直していけばいいだけです。
SNSは楽しむためのツール。ちょっとした設定と習慣の見直しで、安心して使い続けられます。


