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友達からのメッセージでも要注意。SNSのフィッシング詐欺と見分け方

友達からのメッセージでも要注意。SNSのフィッシング詐欺と見分け方

SNSのメッセージに、リンクが1つだけ貼られて届いたことはありませんか。

送ってきたのが知らない人なら警戒しますよね。でも、いつもやり取りしている友達からだったら、どうでしょう。「何だろう」と思って、つい開いてしまう方も多いと思います。

実は、そこが狙われています。ちょっと立ち止まって、考えてみましょう。

目次

フィッシング詐欺とは

フィッシング詐欺とは、本物そっくりの偽サイトに誘い込んで、IDやパスワード、クレジットカード番号などを入力させ、盗み取る手口のことです。

数としては、かなり増えています。フィッシング対策協議会に寄せられた報告件数は、2025年の1年間で約245万件にのぼり、前年の約1.43倍で過去最多となりました(出典:フィッシング対策協議会「フィッシングレポート2026」)。

もはや「たまにある珍しいこと」ではない、ということですね。

送り主が本物とは限りません

リンクが届いたとき、まず考えたいのは「これ、本当にこの人が送ったのかな」という点です。あやしいパターンは大きく2つあります。

【1】有名人や企業を装ったアカウント

芸能人や有名企業のアカウントに見えても、そっくりに作られたなりすましの可能性があります。アイコンもプロフィール文も、本物からコピーすれば同じものが作れてしまいます。

【2】友達のアカウントが乗っ取られている

こちらのほうが厄介です。アカウントの乗っ取りとは、他人がIDとパスワードを入手して、その人になりすまして操作することです。

乗っ取られたアカウントからは、友達リスト全員に向けて、あやしいリンクがばらまかれることがあります。送り主の欄には、間違いなく友達の名前が表示されます。

だからこそ、「友達からだから安心」とは言えないんですね。

こんな文面には気をつけて

よくあるパターンを挙げておきます。当てはまったら、いったん手を止めてください。

  • おめでとうございます、当選しました
  • お荷物のお届けにあがりましたが不在でした
  • アカウントが停止されます。至急ご確認ください
  • この動画に映っているの、あなた?
  • 簡単に稼げる方法があるんだけど
  • リンクだけが貼られていて、何のページかの説明がない

共通しているのは、驚かせたり、急がせたりして、考える時間を奪おうとするところです。「至急」「今すぐ」という言葉が出てきたら、むしろゆっくり確認するタイミングだと思ってください。

本物かどうかの、確かめ方

有名人や企業のアカウントなら、公式サイトから辿る

いちばん確実な方法です。その人や会社の公式ウェブサイトを開くと、たいてい「公式SNSはこちら」というリンクが用意されています。そこから入ったアカウントは信用できます

逆に、公式サイトに「Instagramは公式にはありません」と書いてあるのに、それらしいアカウントが存在してメッセージを送ってきたら、まず偽物です。

認証マークだけで判断しない

いわゆる青いバッジは、費用を払えばつけられる場合があります。マークがあるから本物、とは限りません。あくまで参考のひとつです。

友達からのメッセージなら、別のルートで聞く

これがいちばん大事な習慣です。SNSのDMで「これ本当に送った?」と聞いても、乗っ取っている本人が返信してくるかもしれません。

別の連絡手段で確認しましょう。Facebookのメッセージが気になるなら、LINEやメール、電話で「今こんなの届いたけど送った?」と聞く。本人だと確認できてから、リンクを開く。この順番を守れば、まず安全です。

返信せず放っておくのも選択肢

他に連絡手段がなく、確認しようがない相手なら、無理に返信しなくて大丈夫です。反応があると「このアカウントは生きている」と伝わってしまうこともあります。そのまま放置するのが安全な場合も多いです。

もし開いてしまったら

慌てずに、状況に応じて動きましょう。

  • 開いただけで、何も入力していない
    まずは落ち着いて。あやしいアプリをインストールしていないかだけ確認してください
  • IDやパスワードを入力してしまった
    すぐにそのサービスのパスワードを変更します。同じパスワードを使い回している他のサービスも、あわせて変更してください
  • クレジットカード情報を入力してしまった
    カード裏面の番号から、カード会社にすぐ連絡します。利用停止の手続きが必要です
  • 判断に迷う、被害が出たかもしれない
    消費者ホットライン「188」や、警察相談専用電話「#9110」で相談できます

対応は早いほど被害が小さくなります。恥ずかしいことではまったくないので、遠慮せず相談してください。

自分が乗っ取られないための備え

友達に迷惑をかけないためにも、こちらも大事です。

  • 二段階認証を設定する
    パスワードが漏れても、もう一段階の確認があれば守られます。いちばん効果の大きい対策です
  • パスワードを使い回さない
    1か所漏れると、他も芋づる式にやられてしまいます
  • 連携アプリを見直す
    昔つないだ診断ツールなどが残っていたら、使っていないものは解除しておきましょう

よくある疑問

リンクを開いただけで、被害に遭いますか?

多くの場合、被害につながるのは「情報を入力した」「アプリを入れた」あとです。ただ、可能性がゼロとは言い切れないので、開かないのがいちばん安全です。

自分のアカウントが乗っ取られたら、どうすれば?

ログインできる状態ならすぐパスワードを変更し、ログインできないならプラットフォームの窓口に報告します。あわせて、別の手段で友達に「変なメッセージが届いたら開かないで」と知らせると、被害の連鎖を防げます。

さいごに

届いたリンクを開く前に、「これ、本当にこの人が送ったのかな」と一度だけ考える。それだけで、防げるトラブルはかなり多いです。

友達を疑うようで気が引ける、と感じるかもしれません。でもこれは、友達のアカウントが無事かどうかを確かめる行為でもあります。「変なメッセージ届いてるよ」と教えてあげられたら、むしろ親切ですよね。たったこれだけの確認を、習慣にしてみてください。

友達からのメッセージでも要注意。SNSのフィッシング詐欺と見分け方

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