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フィルターバブルとは?SNSのタイムラインが「自分好み」なのは偶然じゃない!SNSで情報が偏る仕組みと視野を広げる4つの工夫

フィルターバブルとは?SNSのタイムラインが「自分好み」なのは偶然じゃない!SNSで情報が偏る仕組みと視野を広げる4つの工夫

SNSを開くと、好きな話題や、なんとなく気の合う人の投稿が並んでいる。見ていて心地いいですし、時間もあっという間に過ぎますよね。

でも、その「自分好みのタイムライン」は、たまたまそうなったわけではありません。ちょっと立ち止まって、自分が普段どんな情報を見ているのか、考えてみましょう。

目次

フィルターバブルとは「自分好みの泡」に包まれた状態

フィルターバブルとは、自分の好きなものや見たいもの以外が、知らないうちにはじかれてしまう現象のことです。まるで自分の好みでできた泡(バブル)の中にいるような状態、というイメージですね。

SNSにはパーソナライズという仕組みがあります。これは、その人に合わせて表示内容を調整することです。

誰をフォローしているか、どんな投稿に「いいね」を押しているか、どの投稿を長く見ていたか。そうした情報をもとに、アルゴリズム(表示する内容や順番を決める仕組み)が「この人はこれが好きだろう」と判断して、画面に流す内容を選んでいます。

なぜSNSはこういう仕組みになっているのか

たとえば、野球のアカウントをたくさんフォローしている人がいるとします。その人には野球の投稿がたくさん表示されるようになります。逆に、まったく興味のないバスケットボールの情報ばかり出てきたら、「自分が見たい情報がないな」と感じて、SNSを開かなくなってしまいますよね。

だからプラットフォーム側は、その人が好きなもの、見たいものが多く表示されるように調整しているわけです。意地悪をしているわけではなく、使いやすくするための仕組みなんですね。

ただ、その結果として、自分が普段スルーしているテーマの投稿は、そもそも画面に出てこなくなります。「見ていない」のではなく、「表示されていない」という状態です。

問題は「見えているものが全部」だと思ってしまうこと

好きな料理しか出てこないレストランに通い続けると、最初は最高ですが、そのうちメニューに他の料理があること自体を忘れてしまいます。

つまりSNSではどういうことかというと、自分の画面に流れてくる意見が、世の中の平均的な意見だと錯覚してしまうということです。

これは、野球のような趣味の話だけではありません。政治、宗教、健康やスピリチュアルに関する話題など、意見が分かれやすいテーマでも同じことが起こります。同じ考えの投稿ばかりを見ていると、「みんなそう思っている」「これが常識だ」と感じやすくなります。

その状態で誰かの投稿を見ると、違う意見が極端なものに見えたり、つい強い言葉で反論したくなったりします。デマ(事実ではない情報)を、確かめないまま広げてしまうきっかけにもなります。

ちなみにこれは、SNSに限った話ではありません。検索エンジンの結果にも、同じような調整がはたらいています。

泡をゆるめる、4つの小さな工夫

完全に防ぐのは、正直なところ現実的ではありません。それでも、少し意識するだけで変わります。

  1. 意見や好みが違うアカウントも、少しだけフォローしてみる
    自分が強く同意できない立場の発信も、たまに目に入る状態にしておくと、視野が保ちやすくなります
  2. 大事な情報は、SNSの外でも確かめる
    特にお金や健康、災害などに関わる話は、官公庁や公的機関の発表など、大もとの情報にあたってみると安心です
  3. 「なぜこれが自分に表示されたんだろう?」と一度考えてみる
    流れてきたから正しい、話題だから多数派、とは限りません
  4. 拡散する前に、反対の情報をひとつだけ探す
    検索して何も出てこなければ、そのまま拡散しない、という判断もできます

よくある疑問

苦手な人をミュートやブロックするのも、よくないことですか?

いいえ、それは別の話です。自分の心を守るために距離を取るのは、大切な使い方のひとつです。ここで気をつけたいのは、「意見の幅」がなくなってしまうこと。嫌な相手を避けることと、違う考えに一切触れないことは、分けて考えて大丈夫です。

偏らないようにするのは、けっこう大変そうですね

すべてをフラットに見るのは、正直むずかしいと思います。ただ、「いま見えているものは、自分に合わせて選ばれた情報なんだ」と自覚しておくだけでも、受け取り方はかなり変わります。まずはそこからで十分です。

さいごに

泡の中にいること自体は、悪いことではありません。快適に使えるのは、この仕組みのおかげでもあります。

大事なのは、泡の外にも世界があると知っておくこと。ときどき「自分の見ている景色、ちょっと偏ってないかな」と振り返るだけで、判断はずいぶん落ち着いてきます。たったこれだけで防げるすれ違いは、けっこう多いですよ。

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